6日に放送された「ワイドナショー」で、司会の東野幸治が「(番組に)来てほしいな。ほんとに。キーマン石橋貴明さんが来るとかね」と発言すると、笑うだけでとんねるずとの共演に特に否定しなかったダウンタウンの松本人志が「笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号」のCM中に「それぞれ、そこそこしゃべった」と錚々たるメンバーと会話していたことを明かした。
さらに、松本は20代〜30代の血気盛んだった頃に「色々あったんでしょう」と過去に確執があったことを告白。しかし、昔と今のお笑い業界は状況が異なっていたようで「ほんとにヤるかヤられるか、みたいなとこでやってた。僕らも人に言われたこともあったし、人を傷つけたこともあったし、そんな時代やった。でも今はもうそんなのなくなって、平安時代じゃないですか」と語った。松本の言動を見ると、今ではお互いが良い大人になり、共演の可能性もゼロではないと解釈できるのではないだろうか。
また以前、松本はラジオ番組「放送室」でとんねるずとの共演について、「例えば、Re:JAPANが『うたばん』に出たってええワケやん。向こうが『HEY!HEY!HEY!』に来てもいいし。みんな一回一緒に何かやったらええねんとか思たりもするねんけどな」と、共演に対して別に嫌がっているワケではないことを明かしていた。
一方のとんねるずの石橋貴明もダウンタウンとの共演に前向きなようで、ラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」で矢作兼が、石橋とダウンタウンの浜田雅功のゴルフ対決番組をやろうと提案したところ、「お!? 面白いじゃん、それ」と答えたという。また、ナインティナインの岡村隆史がラジオ番組「オールナイトニッポン」で、CM中に石橋が「ネットでキーマンは石橋貴明って書かれてたし、松本がとんねるずって言ったから、俺も出てきちゃったんだよ」と言うと、松本は「すいません。そうですね」と会話していたということを明かし、共演について石橋は「楽しかった」とコメントしていたという。
そして、松本と爆笑問題の太田光は、「笑っていいとも!」生特番の出演前にトイレで遭遇しており、太田が「おはようございます」と挨拶したと、岡村が同番組で明かしている。また、爆笑問題が舞台上に乱入した時に、太田が松本に軽く会釈し、その時に松本が「ありがとうな」と太田に言ったことも岡村と千原ジュニアがラジオで証言している。
また、「笑っていいとも!」生特番の舞台裏を明かしている芸人たちが、こぞって「不仲説」の都市伝説化について言及している。テレビ局スタッフが芸人たちに気を遣い、お互いのコンビを会わせないように対応していたようで、それが独り歩きして脚色されたため「不仲説」が出来上がったというのだ。浜田も7日に放送されたフジテレビ「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」のスペシャル番組で「絡んだこともないのに、何で仲が悪いのか分からない」と発言しており、コンビ同士が具体的に嫌っているワケではないということが発覚した。
芸人たちの証言を基に考察するならば、共演に近づいている気もするが…、果たして今後共演は実現するのだろうか?
「正直、あのメンバーが一同に会するということはないと思います。タモリさんの『笑っていいとも!』という大義名分があったからこそ、実現しただけです」(テレビ関係者)
確かに、SMAPの中居正広やバナナマンの設楽統、岡村などもあの奇跡の共演は“タモリさんの人徳”に寄るものと分析し、また今後の共演について岡村は「もう50年ないです。集まらへん」、バナナマン設楽も「もうこの先、ないですよ。もう2度とない」とラジオで語っているが…。
「岡村さんや設楽さんが言っているのは、“一同に集まることはない”ということだと思います。個別の共演であるならば可能性はゼロではないと思います。27時間テレビやお正月番組、『笑っていいとも!』の復活特番などチャンスはあるとは思いますが、テレビ局としては“奥の手”になるので、頻繁に共演させてしまえば視聴率にも響きますしね。それと芸人本人たちが共演OKでも、事務所の関係者たちがそれを簡単に承諾するとは思えません。例えば、とんねるずとダウンタウンならば、まずはギャラ、制作スタッフチームをどうするのか、番組名をどうするのか、どっちの笑いを活かした番組を制作するのかなど問題は数多くあります」(構成作家)
実現するにはかなりのハードルを越えなければならないが、視聴者としてはもう一度あの興奮を味わいたいものだ。