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トリオ芸人がコンビになると売れるってホント?

 現在はピン、コンビ、トリオで活躍している芸人の大半は、必ず1度は人数編成を余儀なくされている。その決断が功奏して、メジャー芸人になれたパターンが多いが、特にトリオからコンビになった芸人は顕著である。

 たとえば、今ノリに乗っているトレンディエンジェル。ハゲの斎藤司は、今年上半期で7本のCMに起用されて、ブレイク中だ。『M-1グランプリ2015』で敗者復活枠からゴボウ抜きで優勝した本格派だが、およそ12年前のデビュー時は、3人組だった。東京NSC(よしもとクリエイティブ・エージェンシーのタレント養成学校)の10期生だったころ、斎藤は楽天の元営業マン、たかしは高校卒業直後。そのとき、「ヤマグチくん」というもう1人の男性と、3人で芸人生活をスタートさせた。しかし、彼が遅刻をしたことで、斎藤が激怒。脱退した05年から、現在のコンビになり、そのちょうど10年後、漫才日本一に輝いた。

 それまで、“M-1”で敗者復活組から優勝を果たしたコンビは、07年のサンドウィッチマンだけ。トレエンが、その唯一の歴史を塗り替えたわけだ。そして、そのサンドの“M-1”優勝後の活躍といえば、周知のとおり。2年後には『キングオブコント2009』(KOC)で準優勝。漫才&コントの二刀流であることを実証し、現在は司会、フリートーク、レポーターなどのすべてをこなせるオールラウンドプレイヤーとして、テレビにラジオに引っ張りだこだ。

 サンドもデビュー時は、3人組。センターが細身の浜田ツトムで、その両サイドを大きな男(伊達みきお&富澤たけし)がサンドするというのが、ネーミングの由来だ。しかし、同郷で、高校時代からのラグビー仲間でもあった伊達と富澤に、生まれも育ちも違う浜田が加わるスタイルは長続きせず、浜田が脱退した。その後浜田は94年〜14年、「メインストリート」というコンビで活動していたが、14年に解散。その後は、コンビで「花火」、ピンで「つーさん!」と変遷し、今年は元りあるキッズ・安田善紀と「閃光少女」で活動予定だ。ちなみに、安田の元相方となった長田融季は、多額の借金を理由に、所属していたよしもとを解雇されている。

 “キングオブコント”でいえば、14年と15年の2年連続決勝戦に進出しているアキナも、元はトリオ芸人だ。「ソーセージ」だった時代の12年、藤本聖が不祥事を起こして謹慎処分を食らったあと、脱退。残された秋山賢太と山名文和でコンビ名を変えて再スタートを切ると、翌々年、KOCファイナリストという栄誉を手にした。

 そのKOCで09年&11年、“M-1”で08年&09年の2年連続で決勝舞台を踏んでいるモンスターエンジンも、デビュー時は荒牧周平と3人で「にのうらご」を組んでいた。しかし、荒牧が芸能界引退を理由に脱退したのを機に、コンビ芸人としてリセット。その翌08年に「神々の遊び」でブレイクして、“M-1”でファイナリストになり、翌09年には漫才&コントの2冠達成に期待がかかった。

 コンビになると売れる!? そんなジンクスが、なきにしもあらずか。

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