「さんまは、キムタクに対するあまりのバッシングに恐れをなし、自分から接触するのを止めてしまった。さんま自身もかつての人気や勢いはない。キムタク支持を表明することで好感度アップを狙ったが、その下心がファンに見透かされ叩かれたことも影響している。触らぬ神に祟りなしの方針ですよ」(放送作家)
さんま撤退の動きを見て、キムタク派を標榜していた他の芸人やタレントらもまるで潮が引くような勢いで周りから去っていった。
「バラエティーで共演が期待されていたマツコ・デラックスも事務所や周囲の説得に折れ、距離を置き始めた」(キー局編成関係者)
キムタク離れはジャニーズ事務所に所属するアイドルらにも静かに波及しているという。
「『TOKIO』や『嵐』などのメンバーが偶然、キムタクに出会っても非常によそよそしい雰囲気ですね。親しく話しかけるのは事務所の一部幹部くらいですよ」(ジャニーズ事情通)
一連の“キムタクの不人気”ぶりが影響しているのが『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)だ。人気コーナー“ビストロSMAP”のゲストがなかなかブッキングできないのだ。
解散発表以降のゲストを垣間見ても、リオ五輪柔道男子のベイカー茉秋、女子レスリングの吉田沙保里らなどのスポーツ選手が目立つ。そうかと思えば、前大阪府知事&前大阪市長の橋下徹氏や小池百合子東京都知事など政治家が出演する有様だ。
「主だった芸能人は女優の広瀬すずと姉のアリスくらい。今後、ドラマの番組宣伝がらみで芸能人の出演が予定されているが、ブッキングは本当に難しい」(フジテレビ関係者)
もう一つ、『SMAP×SMAP』の番組スタッフの頭を悩ませているのが最終回を飾るゲスト。
「当初は、さんまやタモリ、ビートたけし、笑福亭鶴瓶などを検討していたが、すべてNG。ベッキーから売り込みがあったようだが、スキャンダル色や格の問題でジャニーズ側からNGになってしまった。ダメ元でノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランにオファーするなんて話も出たが、まず相手にされない。現在、有力なのは“ビストロSMAP”にメンバーが食べたいものを互いに作り合うという構成案が浮上しているくらいです」(制作会社プロデューサー)
『SMAP×SMAP』のゲスト同様、定まらないのが12月31日で解散するSMAPのスケジュールだ。
「NHK紅白出場は大人の事情で完全にダメになった。唯一、決まっているのが12月に25周年記念のベストアルバム『SMAP 25 YEARS』のリリースと映像作品『Clip! Smap! コンプリートシングルス』の発売のみ。他は何も決まっていない」(前出・芸能プロ関係者)
日本中を熱狂させた国民的アイドルグループ『SMAP』の幕引きは超地味になりそうだ。