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天皇賞・秋(GI、東京芝2000メートル、2日) 特捜班が狙い撃ち オースミグラスワンの豪脚さく裂だ

 あの豪脚よ、再び。女傑2頭やイキのいい3歳馬に注目の集まる「第138回天皇賞・秋」(GI、東京芝2000メートル、11月2日)だが、歴戦のベテラン牡馬にも侮れない馬がいる。末脚勝負に絶対的な自信を持つオースミグラスワンだ。前々走の新潟大賞典を上がり3F31秒9という究極の末脚でV。前残りだった前走の毎日王冠こそ不発に終わったが、今回は馬場状態、展開ともに向く。一発がある。

 歴代でも最強レベルの女傑、ウオッカとダイワスカーレット、今年のNHKマイルCとダービーを制した東京の申し子、3歳馬ディープスカイがいる。ハイレベルの激戦で一見、堅く収まりそうだが、そんなことはない。強い馬同士が駆け引きをし、互いに激しくマークをし合えば必ず伏兵の付け入るスキが生まれる。
 今回の場合、ダイワスカーレットがハイペースで先行するのは確実だ。このところ掛かり気味の競馬を見せるウオッカもつかず離れず。神戸新聞杯で早めの仕掛けに打って出たディープスカイも2頭を追って上がっていく。前つぶれの展開になる可能性は高く、直線は末脚自慢の馬が台頭するシーンが目に浮かぶ。そこで特捜班が目をつけたのがオースミグラスワンだ。
 前々走の新潟大賞典を上がり3F31秒9という末脚でV。いくら直線が日本一長い平坦コースとはいえ、サラブレッドにとって究極の切れ味といっていい。「決め手だけならここに入ってもそん色ない」と佐藤助手も自信を見せる。
 要はその持ち味を生かせるかどうか。前走の毎日王冠は最悪だった。開幕週の馬場で完全に先行有利。実際、ハナに行ったウオッカが2着に粘って、勝ったスーパーホーネット、3着のアドマイヤフジも前々で流れに乗っていた。
 「あれは前が止まらなかったから仕方ない。今度は流れも馬場も違ってくるはず。それに蛯名さんも2度目の騎乗で慣れが見込めるし、何より彼が二千の方が絶対にいいと言ってくれたから」
 前走の1800メートルとたった1Fの違いだが、秋の盾は確かに、過去に何度も鋭い末脚が波乱を呼んできた。レッツゴーターキンにヘヴンリーロマンス…。
 「中間は順調だし、前走で減っていた体もきっちり仕上げたもので気にはならない。気持ちは前向きだし、脚さばきも柔らかい。あとは何とか良馬場でやりたい。そうすれば…」
 若馬や牝馬とは経験、苦労が違う。こんなときこそ、歴戦のベテラン牡馬の出番だ。

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