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宮根の宿敵起用で『ミヤネ屋』に殴り込み 毎日放送が仕掛ける関西午後の情報番組戦争

 関西で4月から午後の情報番組戦争が勃発。関係者は固唾をのんで行方を見守っている。
 打倒『ミヤネ屋』(読売テレビ=月〜金・13時55分〜15時50分)に手を挙げたのは、4月からフリーアナ・山本浩之を起用する毎日放送『ちちんぷいぷい』(4月から13時55分〜17時50分)だ。

 山本アナ起用での『ミヤネ屋』潰し情報が流れ始めたのは、昨秋のことだった。
 「本番中、妙に宮根誠司がイラつくことが多くなった。昨年4月から始まった『アゲるテレビ』(フジ)を半年で打ち切りに追い込んだにもかかわらず、今度は関西の局が潰しにきたからです。しかも、その相手が山本アナですから、穏やかではないはず」(事情通)

 宮根を脅かす山本アナとは、どういう人物なのか。
 「宮根が朝日放送出身の50歳なのに対し、山本は関西テレビ出身の51歳。昨年春にフリーに転身する前は、夕方6時台のニュースキャスターとして活躍し、宮根と並び“関西の雄”と呼ばれる人気者です。カツラであることをあまりに視聴者にいじられるため、番組放送中に自ら取り去りカミングアウトするなど、キャラも非常に立っていますよ」(関係者)

 フリー転身後の昨年6月以降は『たかじんのそこまで言って委員会』の司会を務めるなど、宮根とは入社してからライバル関係が続いていた。
 しかし、この2人の戦いは、宮根が有利という見方がもっぱらだ。
 「知名度や人気から言っても、宮根の方が上。4月からがっぷり四つで戦っても、宮根はこれまで築いた固定の数字を持っているから強い。また、有力芸能プロが背後でがっちりバックアップしており、いざとなればスクープの手助けをする。その辺りの強みもあると見ていいでしょう」(芸能事務所関係者)

 しかし、危惧される面も少なくないという。
 「宮根のワガママぶりです。視聴率が良いと、リポーターいじめが始まる。藤村幸司・中山正敏らリポーター勢が、宮根の思いつきで無理な移動をさせられることもある。これが始まると、リポーターがどんどん辞めていくんです。現時点でリポーターの人数が少ないのも、その影響があります」(前出・事情通)

 一方、毎日放送が不利と言われながらもテコ入れするのには、理由がある。
 「テレビ業界では、“戦は関西から起こせ”という言葉があります。その中で今、水面下で行われているのが関西のテレビ局の再編なのですが、毎日放送系は出遅れている。そのため、躍起になって再建を進めているんです」(同)

 山本アナ起用が起爆剤となるか。

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