馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れてしまった秋初戦のスプリンターズSは9着。続くマイルCS(3着)も、まだ完調とはいえませんでしたが、随分と動きが素軽くなり、1度叩かれた効果は現われていました。
少し行きたがっているのを鞍上の武豊騎手がうまくなだめ、しっかりタメを利かせて直線へ。4角13番手から、あと一歩のところまで追い込みました。1、2着馬とは内、外を回った差もありましたし、使った上がりは3F33秒8ですから、この馬の底力は示せた一戦だったと思います。
今回は叩き3戦目。使われながら良くなるタイプですから、さらなる上積みが見込めます。実際に馬体もいい感じでふっくら、フットワークにも力強さが戻ってきました。馬が走る気になっているのもいい傾向です。
GIを勝っているけど、1200mはやや忙しい気もするし、少し掛かり気味だった前走のマイル戦を見ても今はこのくらいの距離が走りやすそう。阪神は阪急杯でタイム差なしの3着。内回りでも、坂のある阪神は合っていそう。実績はナンバーワン。GIIのここは負けられません。