こう怒りの声を上げるのは、かつてSMAPを担当していたキー局編成マン。
ここ最近、一部女性誌や芸能サイトを中心に盛んに報じられているSMAP解散撤回説を巡り、一部の業界関係者から批判が相次いでいるのだ。
「すべての情報で特徴的なのは、SMAPメンバー間に和解の兆候が見え始めたというもの。『犬猿の仲だったはずの香取慎吾と木村拓哉が同じアクセサリーを身につけていた』『急転直下、SMAP紅白歌合戦でのラストステージが実現』などといった記事が報じられている。また、あるサイトには『木村拓哉が中居正広と会い、紅白出場を確約。さらにグループの解散撤回に承諾してもらった』などと飛ばしていた。こうした一部の情報がSMAPファンを刺激したのか、グループの存続と活動継続を願う直筆署名運動が10月31日時点で25万人超えを達成した。この数には正直驚かされている」(音楽会社プロデューサー)
急浮上したSMAP解散撤回説。事実なら再び日本中を震撼させる大騒動に発展する。一連の情報の信憑性を探るべくネタ元を洗って見ると、意外な背景が浮かび上がってきた。
「どうやらジャニーズ事務所の元関係者から解散撤回情報が流れているようです。『SMAP解散は白紙撤回になる』『最終的にメンバーがファンの気持ちに心を動かされた』と言ってね…」(ジャニーズ事情通)
この解散撤回話を信じ込んでしまったのが、11月12日に『第67回紅白歌合戦』の司会をようやく発表したNHKだという。ちなみに、紅組司会は女優の有村架純、白組は『嵐』の相葉雅紀に決まった。
「有力視されていた『V6』の井ノ原快彦は、有働由美子アナと総合司会に抜擢される見通しです。公式発表は出場歌手と共に12月になってからという話ですが」(NHK関係者)
NHKといえば、SMAPの紅白出場を切望していたが、あえなく撃沈。しかも、SMAPの紅白不出場が発端となり、ジャニーズ事務所と冷戦状態に突入するはずだったが…。
「まさにSMAP解散撤回詐欺に引っかかったと言ってもいい(笑)。11月初めにジャニーズからSMAP出場辞退を正式に通告されていたにも関わらず、別ラインからSMAP解散撤回話が入ってきた。結果、紅白出場の可能性があるとして、紅白スタッフは籾井勝人会長にも情報を上げていたようです。籾井会長にしてみたらSMAP解散は正直、どうでもいい話。事情はどうあれ紅白にさえ出場してくれたら、それでOK。当初はジャニーズとの絶縁を宣言していたが、最後の賭けをしたようです」(同)