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ピエール瀧被告の保釈、テレビ局からは不満 ネットメディアだけが得をした?

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ピエール瀧

 コカインを使用したとして、麻薬取締法違反の罪で起訴されたテクノバンド・電気グルーヴのピエール瀧被告が4日、保釈保証金400万円を納付し、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。

 午後7時過ぎ、黒のスーツとネクタイで湾岸署の正面玄関に姿を現した瀧被告は、報道陣に向かい言葉を述べ、30秒ほど深々と頭を下げ、迎えの車に乗り込んだが、注目されたのは保釈の時間だったという。

 「同署といえば、いずれも薬物事件で逮捕された酒井法子、ASKAが勾留され保釈される際、瀧容疑者と同じように報道陣が集まった。しかし、酒井もASKAも各局のニュース番組の放送中に保釈されたため、生中継していた番組の視聴率は瞬間的に大きくはねあがった」(テレビ局関係者)

 保釈申請が出されたのは今月3日。同日から同署の前には報道陣が集結し、各局の昼のワイドショーから生中継していたが保釈はなし。

 そして、4日も各局が昼のワイドショー、そして、夕方のニュースでも生中継。しかし、各局のニュースが終了したのを見計らったかのように、午後7時過ぎの保釈。テレビ各局は“肩透かし”を食らってしまった形となった。

 「先月、新井浩文被告が保釈された際は午後9時過ぎだった。今後、『有名人の保釈はテレビ各局のニュース番組が終了してから』という申し送りでもあるのではと思えるほど」(全国紙社会部記者)

 その一方で、保釈の瞬間を見事にとらえたのが、YouTubeやニコニコ動画での生中継。

 「瀧被告もしっかり声を張り、同署の配慮で、瀧被告の声をしっかりマイクが拾うような体制になっていたので、音声もバッチリ。やじ馬の声まで拾って臨場感があった」(現場にいた記者)

 放送時間に制限のないネットメディアは得したようだ。

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