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報じられなかったジャニーズ募金会場の様子

 東日本大震災の被災地を支援するために立ち上げられた、ジャニーズ事務所の災害支援プロジェクト「Marching J」の第1弾として全所属タレントが行った募金活動が1日から3日まで東京・代々木第1体育館前で行われ、来場者は3日間のトータルで約38万9000人に達した。

 テレビやスポーツ紙ではタレントたちのコメントや、笑顔で募金するファンの姿、ファンの大行列を上空から撮影した様子など、事務所にとって限りなく「都合の良いこと」しか報じられなかったが、現場は報じられたら事務所にとって「都合の悪いこと」だらけだったというのだ。

 「会場にはトイレがない。来場したファンは女性が多いので、女子トイレや障害者用トイレにまで行列ができていた。すさまじい人数が来場することはあらかじめ計算できるはずだから、会場に簡易トイレを設置するぐらいの配慮はあってもよかったんじゃなかったのか」(会場付近を通りかかった芸能プロ関係者)

 現在は春休み期間中とあって、わざわざ地方から募金に訪れるファンも大勢いたようだが、少しでもタレントの近くに行きたいため、“掟破り”の行為を行うファンが続出したという。

 「運営サイドは『徹夜で並ばないで』と徹夜禁止を呼びかけているにもかかわらず、徹夜して並んだファンが大勢いて、結局、徹夜したファンがいいポジションを確保できた。私のようにいいポジションを確保できなかったファンでも、『募金する時に櫻井(翔)クンに会える!』と期待していたにもかかわらず、募金箱を持っていたのはジャニーズJr.ばかり。しかも、募金だけさせると、流れ作業のようにさっさと帰された」(募金した嵐ファン)

 ほかには、「携帯電話の落とし物が多かったり、子連れで来る人もいたので、迷子になった子供もいた」(募金したSMAPファン)というから、かなりの混乱ぶり。

 そんな会場の様子を見越してか、ネットで「電車賃も含めて近所に募金する」と公言したジャニーズファンもいた。

 金額は公表されなかったが、前代未聞の大規模な募金活動だっただけに、果たしていくら集まったのだろうか?

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