愛さんは高校時代の同級生、高野麻里さん(31歳・仮名)と10年以上にわたって信頼関係を築いていたという。愛さんは26歳で結婚して子供が誕生し、28歳で2人目の子供が生まれた。その頃から愛さんはInstagramに何気ない日常風景を投稿し始めたそうだ。
すると、麻里さんも愛さんの後を追うようにInstagramを始め、2人は相互フォロワーになった。
「麻里が『愛の投稿を見ると幸せそうでこっちまでうれしくなる』と言ってくれたので、うれしくて投稿の頻度を増やしました。でも、今思い返すと、その時から麻里は私の幸せそうな投稿に憎しみしか感じていなかったんだと思います」
愛さんがそう思い始めたのは、Instagramを始めてから2年が過ぎた頃だった。普段の何気ない家族写真を投稿したところ、麻里さんから思わぬコメントがあったという。
「なんか愛、老けた?シワが増えたように見える(笑)」Instagramのコメントはフォロワー全員に見られるので、愛さんは恥ずかしい気持ちになったそうだ。
「初めは気にしていなかったんですけど、そんなコメントが頻繁に来るようになったんです。そのコメントがきっかけで、投稿の頻度を減らしたのですが、麻里から『愛太った(笑)』『なんか最近服装がおばさん臭いよ(笑)』『子供を生むと体型が崩れるんだね』といった悪意を感じるコメントがたびたび来るようになりました」
愛さんはさすがに我慢の限界を迎え、怒り心頭。その後、Instagramをやめ、麻里さんとも疎遠になっていった。後になって、麻里さんが周囲に「愛のインスタ、リア充アピールがすごくて見ていられない」と漏らしていたことを知ったそうだ。
「確かに自分の投稿が自慢として捉えられていたということは、私にも非があったのかもしれないと反省しています。でも、だからといってあそこまでひどいことを言われたことは納得できません」
長い付き合いだった女友達の本性を知った愛さんは、Instagramとともに麻里さんの関係もアンインストールしたという。