落語家からは立川談春、春風亭昇太、お笑いタレントからはキングオブコメディの今野浩喜、バカリズム、今田耕司、ホンジャマカの恵俊彰、東国原英夫らが出演。佃航平を務める主演の阿部寛を筆頭に、木下ほうか、安田顕、倍賞美津子、真矢ミキ、小泉孝太郎、杉良太郎らの実力派俳優が揃う中、お笑い系タレントが異彩を放っている。
「落語、漫才、コントで培った経験が十二分に発揮されていて、見ているほうもその演技に引き込まれてしまいます。ドラマ関係者によると、視聴者からの評価も高いようです」(テレビ誌編集者)
同ドラマの原作は池井戸潤。2013年TBSで放送された「半沢直樹」の原作者でもあるが、「半沢直樹」にもお笑い系タレントが出演。笑福亭鶴瓶、ラサール石井、ダンカン、TKOの木下隆行らも見事な役柄を演じ、ストーリーの奥深さをより一層引き出していた。
「池井戸ドラマの制作において、お笑い系タレントをキャスティングすることは、マストな案件なようです。俳優だけですと視聴者層がどうしても偏ってしまう。他のジャンルからキャスティングすることで、幅広い世代に観てもらおうという狙いがあります」(ドラマ事情に詳しい関係者)
今回の「下町ロケット」も大ヒットとなった「池井戸ドラマ」。早くも次回作が期待される。