私は激辛料理が大好きで、その中でも特にラーメンを愛してる。真っ赤に染まったスープや麺を口に入れる度、舌が痛くなり、吐息が激しくなるほどツライのだけど、気が付くとまた麺をすすってる。たぶん私ってドMだから、このイタ辛い感じが快感なのかも。次の日にお尻が痛くなったとしても、激辛ラーメンだけは止められないんだよねぇ。
だから男に対しても、激辛料理が食べられるかどうかが付き合う上で重要になる。とりあえず食事に行くような間柄になったら、まず有名激辛ラーメンのチェーン店に連れて行く。最近は、そのお店のカップラーメンが食べやすい味でコンビニでも販売されているけど、あれは私にとってはスイーツレベルだからね。ちゃんと本場のお店で食べなきゃ、真の味は体験できない。でも今まで数多くの男が、ここの激辛にギブアップしてきて、ガッカリだったな。
お客さんと同伴の食事でも、私はこのラーメン屋によく行くよ。焼肉屋やお寿司屋に連れて行こうとする客まで、私はこの激辛ラーメンを食べさすからね。でもそういう人は「なんでこんな店が繁盛してるかわからない! 口が痛いだけじゃないか!」って怒り出す人もいた。ほんとわかってないなぁって思うよね。
だけどごくたまに激辛料理を平然と平らげる男もいるんだ。そんな人に出会うとお客さんでも、ときめいちゃうんだよね。ほんと、辛さに負けない男はカッコイイよ。
(取材/構成・篠田エレナ)