本企画は、ひとりのお笑い芸人を横浜にある倉庫へ閉じ込め、脱出するためには身代わりとなる芸人を電話で呼びつけなくてはならない、という過酷なもの。
最初のターゲットであるコロコロチキチキペッパーズのナダルから、ジャンルグルポケットのおたけ、パンサーの菅良太郎など続々と数珠つなぎに成功。閉じ込められた芸人たちは、企画内容を事前に聞かされてなかったため、多くの芸人が「え!?何どういうこと?」「ここから出せ!」とパニック状態になっていた。
特に物議を呼んだのが、パンサー菅が身代わりとして呼んだマテンロウの大トニーであったという。大トニーは尊敬する先輩の菅から「財布を忘れて店から出られない」と嘘をつかれ、この企画へ参加したのだが、自分が騙されたことを理解した大トニーはカメラが回っているのにも関わらず、ブチギレ。「マジ気持ちわりぃ!」「おい!偉ぇやつ出てこいよ!」「全然面白くねぇんだよ!若手芸人使ってよ!」「お前ら(水曜日のダウンタウン)のやってることなんてお笑いじゃないからな!」と吠えまくった。この大トニーのあまりの剣幕に、スタジオにいるダウンタウンほかゲストもドン引き。観ていた視聴者もテレビらしからぬ大トニーのキレ方に恐怖心を覚える人もいたという。
放送後、大トニーは自身のTwitterにて「お見苦しいとこをお見せしてしまい申し訳ありませんでした。」と視聴者へ謝罪。しかし、あまりに非人道的な企画だったためか、「あれは全然悪くないですよ」「普通に人間不信になる」と大トニーのブチギレを擁護する声が相次いでいる一方、「(大トニーの怒り方が)マジすぎて笑えなかった」との声もあった。
『水曜日のダウンタウン』は、これまで「女芸人のベッドに男を侵入させる」「プロレスラーであるアニマル浜口を本気で怒らせる」などの危険企画を多く放送する番組として知られている。
今回の「大トニーのブチギレ事件」も、『水曜日のダウンタウン』らしい「かなり攻めた企画」とのひとつと言えよう。