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K-1 魔裟斗 韓流ジャック

 立ち技最強のリングが“韓国ジャック”に本腰だ。K-1を主宰するFEGが22日、Kのリングを題材にした韓流ドラマ「DREAM」の制作発表を行った。昨年度K-1ワールドGP覇者ボンヤスキーに加え、Kの象徴でもある魔裟斗も起用するなど、その力の入れようはハンパじゃない。K-1韓流ドラマ進出の裏には、新規ファン開拓から韓国マネーの外貨稼ぎなど「金」と「野望」がみえる。

 立ち技格闘技「K-1」や総合格闘技「DREAM」などを手掛けるFEGが、韓流ドラマ制作という新規事業に乗り出すことになった。この日はその第一弾となる韓国ドラマ「DREAM」(27日午後9時50分から韓国SBSで放送開始)の制作発表。主演する韓国の人気俳優チュ・ジンモとキム・ボム、さらには今作が女優デビューとなる韓国のトップ歌手ソン・ダムビらが登場し、公開会見に集まったファン250人の前でPRした。
 同ドラマはK-1を舞台とした連続ドラマで、レミー・ボンヤスキーはじめ、KのリングやDREAMで活躍する韓国人戦士ユン・ドンシクやパク・ヨンス、日本からは魔裟斗も出演。韓国3大地上波のひとつSBSが毎週月・火曜日にテレビ放送を行い、谷川貞治イベントプロデューサーによれば「日本での地上波放送についても現在調整中」とのことから、決して中途半端なものではない。

 むしろ“ミスターK-1”魔裟斗を投入するところからして、いかにK-1サイドも力を入れているかがよくわかる。ただ、この期に及んでKのリングが韓国でドラマ制作を行って何のメリットがあるのか。決して谷川EPが「韓流ドラマを毎日みてる。いつかはボクも韓流ドラマに出たい」からではない。
 「この話をFEGコリアの人から聞いたとき、ボクらとしては韓国大会、のプロモーションの一環になると思い、即OKしました。ドラマを機に日本の韓流ドラマの女性ファン、いわゆるF4世代も会場に来てくれるかもしれないですからね。それに9月に韓国でやるワールドGP開幕戦のときには、そこで撮影をやる可能性もありますから、良い宣伝にもなる」(谷川EP)
 韓国で開催される8・23アジアGPや9・26ワールドGP開幕戦の“番宣”はもちろんのこと、韓流ドラマをきっかけに今後はドル箱の韓国マーケット、日本の韓流ドラマファンからもマネーを吸い上げようという魂胆だ。「K-1をよりメジャーにするための戦略」とは谷川EP。果たしてK-1の韓流ドラマ進出は攻を奏すのだろうか。

◎魔裟斗“息抜き”
 俳優として“韓流ドラマデビュー戦”に臨む魔裟斗にとっても、今回のドラマ出演は絶好のタイミングだった。大みそかを最後に引退する魔裟斗は、13日に川尻達也との他流試合を制し、現在休暇中。
 谷川EPいわく「撮影は7月下旬に韓国でやって8月後半とかにはトレーニングを始めるんじゃないですか」とのことから、韓流ドラマ出演は良い息抜きとなる。
 ただ、引退後MAXのプロデューサーをこなしながら、俳優業に就く可能性が十二分にあるのも事実。それだけに今回の韓流ドラマは第2の人生を見据えても良い機会だったに違いない。今回のドラマでは本人役。会見では「ボク役なので普通にそのまま演じます」「韓国でK-1が人気になれば良い」と意気込みを語っていた。

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