検察側は、「薬物所持の共謀は明らかであり、保管を(交際中の)女性に任せて責任を逃れようとした。極めて悪質」と訴えた。
田代まさし被告は、1980年に「シャネルズ」の一員としてデビュー。バラエティ番組などで活躍するも、2000年に女性の下着を盗撮しようとして、東京都迷惑防止条例違反で書類送検。2001年には近所の男性宅風呂を覗いたとして軽犯罪法違反容疑で現行犯逮捕、この時は自宅から覚醒剤が発見され、覚醒剤所持・使用容疑で再逮捕、さらに、2004年に銃刀法違反と覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕、懲役3年6月の実刑判決が下された。2008年に出所するも、2010年に麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で現行犯逮捕された。
最終意見陳述では、「正しいかどうか判断できる人間になります」と述べた田代被告。判決は7月1日に言い渡される。