前走の中山記念はハナに立って道中はスムーズに運べました。結果はゴール前で交わされて4着に終わりましたが、カンパニー、エアシェイディら強敵相手に0秒1差ですから、よく頑張ったと思います。北村宏騎手によると、「バテたわけじゃなく、フワッとして気を抜く悪い癖が出たね。今度はそこに気を付けて、考えて乗りたい」とのことでした。
今回はホクトスルタン、マンハッタンスカイなど同型馬がいますが、外が伸びず差しが決まりづらい今の中山コースは先行力が不可欠。まして、2500メートルのゆったりした流れではなおさらです。この馬自身、逃げなくても競馬はできますし、何といっても中山は3勝と得意ですからね。2200メートルのセントライト記念勝ち、オールカマー2着の実績から、距離延長もむしろ歓迎でしょう。
追い切りでは美浦坂路で800メートル48秒5と抜群の気配を披露、状態の良さをアピールしています。持ち前の先行力を生かしてゴールまで粘り強さを発揮してくれるはずです。