番組内で、特に異彩を放ったのがソプラノ歌手・辰巳真理恵を娘に持つ辰巳琢郎だ。真理恵の友人から「ソプラノ歌手をしている真理恵さんのために、1億2千万円でリハーサル室を作りましたよね。いくらなんでもやりすぎだと思います」という密告が寄せられ、スタジオ内をざわつかせた。そのリハーサル室には、1000万円もの高級ピアノが置かれているだけでなく、応接室やバーカウンターなど、音楽とは関係なさそうな設備まで備え付けられていることが紹介。
「1億2千万円でリハーサル室って、なかなかだと思うんですけど」と話すバカリズムに辰巳は、「場所って必要ですからね。子どもにいろんなことを教えることは大事だから、そういうことにお金をかけるのは仕方ないかなと…」とやりすぎだとは思ってない様子。また、応接室やバーカウンターなどが備え付けられていることに関しては「みんなでワイワイやっているうちに新しいものが生まれてくるみたいな、それが好きで芝居をやってたもんでね」と練習場所としてだけでなく、様々な感性磨いてほしいという思いもあるようだ。
番組を見ていたツイッターユーザーは「自分の親父辰巳琢郎じゃなくて良かった」「辰巳琢郎って人として大切な何かが欠落してる感じがする。」「辰巳琢郎もバカ親かぁ」など、否定的な声が寄せられた。
真理恵は、“辰巳琢郎の娘”としてバラエティ番組に出演した経験はあるが、歌手として多くの受賞実績があり、二世タレントとしてテレビに出演するタレントとは少し違うように思える。娘がやりたいことに自分のお金を使うのは親として決して間違ったことではない。もちろん、額が額なだけに否定的な声を上げる人の気持ちもよくわからないでもない。しかし、娘のやりたいことを認め、全力でサポートした辰巳は、十分立派な父親なのではないだろうか。