村上の父は俳優の村上淳、母は歌手のUA。両親ともに虹が好きだったため「虹」と名付けられた。06年両親の離婚後はUAのもとで育ち、中学生のころUAとともに沖縄に移住後、カナダの高校に留学した。
その後は両親と同じ道を歩むことを決意し、14年公開の映画「2つ目の窓」で、映画初出演にして主演をつとめる。その好演が評価され「第29回高崎映画祭」で最優秀新人男優賞を受賞した。
「デビュー後にインタビューで明かしたところによると、父親以外はデビューを反対。UAとは旅行中にもかかわらず、夜通し喧嘩をしながら話してようやく納得させたようだ」(映画ライター)
15年に連続ドラマ「天使のナイフ」(WOWOW)でテレビドラマ初出演。スペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(フジテレビ)でテレビドラマ初主演をつとめた。また、「書を捨てよ町へ出よう」で、舞台初出演にして主演をつとめた。
「若くして業界内では『父親以上の才能だ』と注目を浴びている。そんな父に仕事の相談はしているというが、あるインタビューでは目標の俳優について『特にいないですね。父ももちろん尊敬しているけど、目標ではない』と話した。オリジナリティを追求しているゆえの発言だろう」(同)
「ディストラクション・ベイビーズ」に続いて6月に出演作「夏美のホタル」が公開を控える。父親の才能を存分に受け継いだようだが、母親の才能を受け継いでいたかどうか、ぜひその歌声も聞かせてもらいたいものだ。
*写真はディストラクション・ベイビーズ ツイッターから https://twitter.com/DB_movie/media?lang=ja