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オールカマー 美浦黄門・橋本記者がマツリダゴッホ陣営を直撃

 天皇賞・秋の前哨戦「第54回オールカマー」(GII、中山芝2200メートル、28日)は、昨年の覇者マツリダゴッホで断然のムード。復帰戦の札幌記念は“想定外”の馬体減が響き、2着に甘んじたが、ここ中山は昨年の有馬記念Vをはじめ、6勝を稼ぐ十八番(おはこ)の舞台だ。美浦黄門こと橋本千春記者が管理する国枝師に迫った。

 −−まず、最終追い切り(Dコース=6F78秒0、上がり3F36秒8→12秒0)の感想からお願いします。
 国枝師「先週(17日)、併せ馬をやっているので今朝(24日)は気負わずにリズムよく走らせることに主眼を置いたが、すごく良かったね」

 −−前走時と比較してください。
 国枝師「前走は滞在競馬で神経を使ったのか、カイバを食べている割に体の張りが物足りなかった。今は食べただけ実になり、体も増えて張りがある。天高く馬肥ゆる秋を迎えて一段と充実度を増しているよ。矢印でいえば右肩上がりだね(笑)。デキに関して不安な点は何ひとつない」

 −−札幌記念はクビ差2着と惜しい内容でした。
 国枝師「自分の型に持ち込み問題なく抜け出したが、ノリ(横山典騎手・タスカータソルテ)にうまく立ち回られたよ。負けた痛みは勝って晴らす以外にないでしょう」

 −−連覇に向けて意気込みをお願いします。
 国枝師「結論を先にいえば、負けちゃいけないという強い気持ちがある。去年は札幌記念から中2週しかなかったけど、今年は中4週と余裕があったから、すこぶる順調に調整ができた。中山は有馬記念をはじめオールカマー、日経賞、AJC杯を勝っている最も得意なコース。こうした実績からも普通に競馬をすれば押し切ってくれると確信している」

 −−マイネルキッツもひと言お願いします。
 国枝師「GIIIも勝っていないのにゴッホと比較するのはかわいそうだけど、大崩れしないタイプだから、ひょっとしたら2着争いなら加われるかもしれない」

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