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演歌歌手をゴリ押しするニッポン放送

 “演歌の貴公子”のキャッチフレーズで売り出し中の演歌歌手・山内惠介(30)をニッポン放送が総力を挙げてバックアップしていることに、歌謡界から疑問視する声が挙がっている。

 山内は'01年デビュー。彼の名前がニッポン放送から頻繁に流れるようになったのは約3年前から。
 「朝の番組『垣花正あなたとハッピー!』の中継コーナーに準レギュラー扱いで出演。毎回、山内の曲が流れるようになったんです。黒人初の演歌歌手・ジェロと同じケースですよ」(レコード関係者)

 '08年にジェロは『海雪』でデビュー。ニッポン放送は番組に頻繁に出演させて、曲を流した。同年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。NHK紅白歌合戦に初出場している。
 「ジェロのバックには“芸能界のドン”と呼ばれる大手プロのオーナーが付いた。だからニッポン放送はジェロを猛プッシュしたんです。曲をラジオで頻繁に流し、知名度を上げてヒットさせる。結果、ドンは音楽出版権や営業権の利権を手にする。ニッポン放送も何らかの恩恵を期待できる構図なんです」(音楽出版関係者)

 山内も同様なパターン。
 「ニッポン放送は山内の売り出しに躍起になって、開局60周年企画として山内を映画初主演させたんです」(ラジオ関係者)

 ニッポン放送開局60周年企画『山内惠介 THE歌謡ムービー昭和歌謡危機一髪!』が1月に公開された。山内の所属事務所も加盟する『日本音楽事業者協会』関係者が語る。
 「事務所は音事協の名前を利用するだけで、音事協関連の仕事をしないので反感を買っています。山内は好青年を演じていますが、現場では先輩に挨拶もしない傲慢な男。業界では総スカンを食っています」

 2匹目のドジョウか。

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