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「まさかの復活」新潟記念 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 弥生賞を勝って破竹の勢いを魅せていたカデナ。その後の皐月賞の惨敗は2017年の事でした。それからは、見るも無惨なレースを繰り返す日々。ところが、2019年の4月に福島民報杯で3着に入線すると、次走の函館は巴賞でも3着。そして、前走の小倉記念では重賞を含む4連勝中のメールドグラースに同タイムの2着。斤量が1.5kg軽かったとはいえ、絶賛売り出し中の馬に一歩も引けをとりませんでした。厩舎以外は、殆どに諦められていたカデナ。何があったのかは知りませんが、父のディープインパクトの血が騒ぎ出したのか、いや、遠くにはフレンチデピュティの遺伝子が目覚めたのかもしれません。

 良血でも、親の遺伝子が目覚める事無く終わる馬も多い中で、ここに来てポテンシャルを発揮し始めるのは珍しいのですが、カンパニーのような遅咲きでGIをもぎ取って行く馬もいました。誰が言ったか「神様はサイコロを振らない」となれば、復活はしかるべき事象なのかもしれません。ここには、「隠れた変数理論」の忘れかけた情報が遺伝子には残っていたのかもしれないです。それが私達には見えていないだけだったのかもしれません。

 それならユーキャンスマイルも長い距離の実績が多いからと言って、いつもより短い今回の2000mが駄目だとは限りません。それこそ私達に見えていない可能性もあります。本当は距離が短いレースの方が大きい実績を積めていたかもしれないと思うのです。この考えで行けば、クリンチャーも左回りの高速馬場は久しぶりです。近年は東京も高速馬場になり、ダービーで惨敗した後は、日本では右回りを中心に走ってきました。海外遠征した後は、本来のポテンシャルが見えなくなっているだけなのかもしれません。

 それと、ちょっと恐いのが前で競馬をする馬。このレースは意外に前で残る事が多いレースでもあります。カデナがあるなら、メールドグラースと新潟大賞典で戦ったブラックスピネルも、微かに3着が見えるのは気のせいでしょうか。

ワイドBOX 6、7、8、15
ワイドBOX 3、6、12、2

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