◎ダイヤモンドアスク
○ピュアブリーゼ
▲アカンサス
△カルマート
△スピードリッパー
△フレンチボウ
今週から秋競馬が開幕。震災の影響で今年の中山競馬は例年より、1開催余分に開催されているが、芝コンディションは概ね良好。オープニングゲームに相応しいスピード競馬が展開されることになるであろう。
下馬評で本命視されているのは、オークス2着馬のピュアブリーゼ。3カ月半のブランクはあるものの、直前の坂路では調教パートナーを問題にしないリズミカルな動きで楽々先着。馬体もすっきり見せており、初戦から九分通り動ける態勢にある。ただ、気になるのは勝ち味の遅さ。良くも悪くも相手なりに走りすぎてしまう嫌いがあり、俗にいう”ジリ脚”タイプなのだ。先述の通り、スピードと切れ味を要求される開幕週。それに配当面を加味すると、頭から狙うには少々リスキーな気がするのは小生だけ?
代わって注目したのは、レベルの高い北海道で古馬相手にもまれてきたダイヤモンドアスク。札幌の前走・大倉山特別は牝馬限定戦ながら、芝1800メートル1分46秒6の好時計で僅差の2着。翌日のクイーンSと同タイムで駆け抜けていることからも、この夏の成長の度合が確実にうかがえる一戦でもあった。しかも、今回の鞍上は全2勝を挙げている武士沢。中間の気配から調子落ちは感じられないし、何より前々で競馬ができる起用さも兼ね備えている。外枠はやや不利だが、スタートさえ互角に出れればチャンスは十分だろう。
相手は前述のピュアプリーゼ。同じくオークス組の▲アカンサスは、ひと夏を越し馬体がひと回り成長した印象。ひょっとしたら大きく化ける可能性を秘めている。
【馬連】流し(13)軸(5)(15)(6)(7)(12)
【3連単】フォーメーション(13)(5)→(13)(5)(15)→(13)(5)(15)(6)(7)(12)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。