AKB48グループは、昨年11月にドラフト会議を開催。賛否両論ある中で、所属メンバーが決定した。また、その直前には各チームが競い合うペナントレースの開催も発表された。ドラフト生は、所属チームとの交渉を経て、正式決定するなど動きがあったが、ペナントレースは、大組閣によって所属チームがシャッフルされたため、今後どうなっていくのか、現時点では不明。
他にも、1月23日にはAKB48のチーム8の設立が発表されている。同チームは、既存メンバーは加わらず、47都道府県で開催される「AKB48 Team8 全国一斉オーディション」で選ばれた47名の候補者の中から、メンバーを決定。“会いに行くアイドル”をコンセプトに3月に結成し、11月に全国ツアーを開始する予定とのことだが、まだ実態は見えてこない。
そして3月4日には、期間限定で30歳以上のメンバー1人が募集されることが発表された。この募集には、すでにお笑い芸人のキンタロー。や渡辺美奈代が参戦することが発表されているが、ファンからは、「正直、どうなっていくのやら…」との不安の声も漏れている。
そんな中、やはり一番、大きかったのは2月24日に行われた大組閣だろう。はじまる前から、「“大組閣”と言うからには、グループ間も簡単に飛び越えるようなもになるのでは?」と見られていたが、グループ間にとどまらず、ライバルグループである乃木坂46との交換留学生もあり、その衝撃はファンにとって大きかった。
様々な企画が同時進行する中、ファンは、「頭の整理ができない」というのが本音のようだが、この怒涛の企画ラッシュをアイドルライターは、こう分析する。
「AKB48が世間から注目を浴びるきっかけになったのは、楽曲やパフォーマンスではなく、総選挙という“企画”が大きかった。あまりアイドルに興味のない方でも、“AKB48と言えば総選挙”というイメージが持っているはず。これまでもわかるように、AKB48は企画が生命線なんです。もともと総合プロデューサーが構成作家であることが、それを裏付けているでしょう」
AKB48にとって、“マンネリ”こそが、最大の敵であり、ここ最近の企画ラッシュは、その状態に陥らないための運営側の営業努力といったところであるようだ。“企画が生命線”のグループのファンであるならば、腹をくくって、この流れにしがみついていくしかなさそうだ。