同大会で披露したロッチの試着室ネタ(一本目)は、審査員のバナナマン・設楽統が90点、バナナマン・日村勇紀が96点、さまぁ〜ず・三村マサカズが98点、さまぁ〜ず・大竹一樹が98点、ダウンタウン・松本人志が96点を記録。合計478点という高得点を叩き出し、ファーストステージを通過した。圧倒的な笑いで優勝の期待がかかっていたが、二本目の得点がそこまで伸びず、最終的にコロチキに優勝を奪われてしまった。
ただ、18日にフジテレビ「ワイドナショー」で、松本人志は「今回一番面白かったのはロッチの一本目」とコメントした。実は松本以外にもロッチを絶賛している芸人は多い。ラジオ番組では、ナインティナインの岡村隆史、爆笑問題の太田光、バナナマンらがロッチの試着室ネタを大絶賛している。
しかし、この状況が大きな問題を生んでしまうという。
「ロッチのネタは確かに面白かったですが、先輩芸人たちがロッチばかりを絶賛することは非常に問題がありますね。優勝したのはあくまでもコロチキ。そんなにロッチを絶賛するなら、ロッチが優勝でよかったんじゃないですか。それならば、2本のネタを披露するという大会方式に疑問ですね。結局、優勝していない方が注目を浴びてしまう。こんなことやってると『キングオブコント』の存在価値がなくなってしまいますよ」(お笑いライター)
確かに優勝したコロチキの話題性は薄く、芸人の間で話題になっているのはロッチ。ただ賞レースにおいて、優勝した芸人より敗退した芸人の方が、話題性が高まってしまうというケースは多い。しかし、このまま優勝した芸人よりも負けた芸人をフィーチャーし続けてしまうと、やはり「キングオブコント」の存在価値にケチがついてしまうのではないだろうか。