母レガシーオブストレングスといえば、言わずと知れたあのスティンガーの生みの親。そのスティンガーは阪神3歳牝馬S(現・阪神JF)や、京王杯SC連覇を含め、重賞5勝を挙げた名牝です。
2歳夏の新馬戦で右前脚を骨折し、約1年間の戦線離脱。中央の番組の関係などもあり、いったん地方へ転厩しましたが、逆境をバネに5戦4勝を挙げ、この春、中央へ戻ってきました。
復帰2戦目の前々走でキッチリと結果を出すと、続く村上特別も制して連勝。とくに、早め先頭から踏ん張った前走の勝負根性は素晴らしいものがありました。また、前々で競馬をして、メンバー最速の上がり3F33秒8をマークした驚異の切れ味、芝1600m1分33秒1のタイムは昇級しても十分に通用するものです。
行きっぷりが良く、抑えるのに苦労する面がありますので、クラスが上がった方がかえって競馬もしやすそう。合わせて1F短縮も、プラスに働くはずです。最終追い切りでは好時計を叩き出し、デキも申し分ありません。3連勝が濃厚とみます。