大に限らず借金を抱えた芸人は多い。ほかの芸人の場合はどうだろうか。
「カンニングの竹山は、売れない時代が長く、その間複数のサラ金から借金を繰り返し、総額は450万円までに膨れ上がりました。もともと裕福なお坊ちゃん家庭に育ったため、浪費癖が抜けなかったようですね。裁判所の特定調停により借金額を減らし、なんとか完済しました。さらに、2006年に白血病で亡くなった相方の中島忠幸も同様の借金がありましたが、アルバイトの給料をパチスロにつぎ込んで完済したそうです」(芸能ライター)
カンニングは借金を完済したが、いまだ負債を抱えている芸人もいる。
「夫婦漫才コンビのかつみ・さゆりは、20年前に1億7千万円の借金を背負い、現在も返済中です。地道に返すのではなく、副業で稼ごうと、オオクワガタの養殖や、猫のブリーダー、ラーメン屋経営などに手を出し、借金額を増やしてしまったそうです。夫のかつみは20代に不動産投資で3億円の儲けを出しており、その成功体験が忘れられないようですね。かつみは現在55歳ですが、完済予定は70歳といわれています」(前出・同)
芸人の世界は成功できるのは一握りである。そうした世界に身を投じる人間は、根っからのギャンブラー体質なのかもしれない。