カジサックは、どこかのタイミングでチュートリアルの漫才スタイルが大幅に変わったと指摘。チュートリアルと言えば、2006年に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で満票を獲得して優勝したが、徳井は関西で毎年年末に放送されている『オールザッツ漫才』(毎日放送)が大きな分岐点だと明かす。お客さんと芸人が客席にいる番組で、普通の漫才をしても受けないと思った徳井は、優勝は出来なかったものの、のちに松本人志から「面白い」と絶賛されたバーベキューネタを本番30分前に、半ばアドリブで制作。自分たちが面白いと思っている件を、しつこくやることで大爆笑をかっさらったという。それがきっかけで、自分たちのやりたい漫才を作るようになったとのこと。
また、徳井はチュートリアル、キングコングも決勝の舞台に上がった第一回『M-1グランプリ』を回顧し、「あれはヤバかった」と振り返る。島田紳助さんやダウンタウン・松本人志らが観てくれるような漫才番組が当時なく、出演者はガチガチに緊張。ほとんどが笑いを取れず終えてしまったという。当時20代前半だった徳井は、あまりのショックで東京のホテルで突っ伏したまま朝を迎えたことを明かした。
「審査員からもいい点を取れず、引退も頭をよぎっていた徳井でしたが、舞台に上がると笑いも取れるため、少しずつ回復していったそうです。ちなみに、当時のホテルの隣の部屋が、相方の福田充徳の部屋だったそうなのですが、フットボールアワー・岩尾望と共に、2対2で女性とイチャイチャする声が聞こえたと暴露していましたね」(同上)
『M-1』優勝後は破竹の勢いで売れっ子になったチュートリアル。そのあたりの裏話や大阪時代の思い出なども語っているので、気になる人はYouTube「カジサックチャンネル」を観てみてはいかがだろうか。