第7話は停滞していた登場人物の現実が大きく動く展開となったが、そんな中で改めて注目を集めたのが、主人公・晶(新垣結衣)の恋人・京谷(田中圭)の元カノである朱里(黒木華)の存在。ブライダルの仕事をしていたものの、仕事を辞めてからは京谷の家で4年間引きこもり続ける。京谷の母が晶に送った酢を売り、ウサギを買ったという“前科”もあり、晶と京谷の喧嘩の原因になった。視聴者からも「彼氏にこんな元カノいたら嫌だ…」「自分が晶の立場だったらこの元カノ絶対に追い出す」と以前から不評を買っていた。
一方、これまでの展開でほとんど感情を表に出さなかった晶に対し、視聴者からは「何考えてるのか分からなくて不気味」「人間の中にひとりだけAIが放り込まれてるみたい」といった声も噴出。第7話では晶自身がその理由を語ったものの、評価は変わらず。一方、不評を集めていたはずの朱里が晶に対し「ムカつく!」と真っすぐに伝え、晶を「気が利いて愛されるキラキラ女子」と悪意を含めて評価したことで逆に「何考えてるか分からない人いたら、朱里みたいに毒づいちゃう気持ちも分かる」「だんだん朱里に共感できるようになってきた」といった声も集まるようになった。
「第7話では、正反対のように描かれていたふたりの本質が実は似ており、2人が京谷の存在に振り回されていたことを自覚する場面が描かれました。しかし、それでもうだつの上がらない現状を甘んじて受け入れ続ける晶の姿に、一部の視聴者が不気味さを覚えているのは事実。そこで、ここにきてまさかの”朱里派”が発生しました。朱里に対するバッシングの数は変わりませんが、『共感できる』との声も増えてきています」(ドラマライタ−)
主人公に対する批判が過熱し、ライバルだったはずの朱里人気が高まるというまさかの事態に。表裏一体の2人の関係にも注目したい。