「あの頃の嫌われ方が嘘のようです。つい先日も『進研ゼミ』が中学生を対象に行った『友だちになりたいランキング』で1位に輝いた。さらに、『出川になりたい』と公言する小学生も増え、親を当惑させているなんて話も聞こえてくる。出川は今や、小中学生のヒーローと言っても過言ではありません」(芸能事情通)
出川ブレークのきっかけと言われているのが『やばいよ、やばいよ』、『リアルガチ』の口癖でおなじみになったリアクション芸だ。
「ドッキリや熱湯風呂、ゲテモノ食いなど、そんな時に発する出川の素のリアクションが業界人に注目されたんです」(制作会社幹部)
出川にとって幸運だったのが、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。司会を務める内村光良と同じ事務所だったことから、レギュラー出演するようになったのだ。
「回を重ねるうちに『パパラッチ出川』や『デヴィ探検隊』、『マジシャン出川』などの人気企画で、露出が増えていった。彼の計算のない笑いに、視聴者がホッとするようになったんです。最終的に、出川の人のよさが認められた結果だと断言してもいい。『イッテQ!』でも、出川のコーナーは必ず視聴率が跳ね上がるんです」(前出・芸能事情通)
そんな出川にとって、テレビ界初のゴールデン帯冠番組が、'17年4月からスタートしたテレビ東京の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』。電動スクーターに乗りながら一般人に話しかけるという超ローカルな番組だが、視聴率はあなどれない。最近は二桁になることも珍しくないのだ。
「明石家さんまが34年ぶりにテレ東に出演した放送回は、番組史上最高視聴率となる13.2%を叩き出しました」(テレビ関係者)
今やリアクション芸人の枠を飛び越え、冠番組を持つまでに出世した出川。気になる現在の年収だが…。
「1億円超えです。ちなみに、抱かれたくない、嫌いと言われていた当時は3000万円〜。CM出演の差ですね」(編成関係者)
ちなみに、これだけ好感度を上昇させた今も、ゴールデン&プライム帯でのゲスト出演料は10年前と同じ金額だという。
「雛壇に出演する時は一律25万円〜。冠は50万円〜。ギャラには潔いんです。いかに出川が本数をこなしてきたのかが分かると思います」(前出・芸能事情通)
ライバルで同期の内村光良を抜き去るのも時間の問題かもしれない?