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「顔はやばいよ、ボディーにしな!」いつまでたっても不良少女のイメージのままの三原じゅん子

 今回の選挙で当選し、見事「参議院議員」になった三原じゅん子。彼女はいまだにドラマ「3年B組金八先生」で不良少女役を演じた際の、「顔はやばいよ、ボディーにしな」の名ゼリフが伝説となっている。選挙時はライバルだった谷亮子に噛み付いたり、大人になってもヤンチャぶりはあいかわらず。だが三原自身は、45歳になっても抜けない不良少女のイメージに困惑しているようだ。

 以前、三原がバラエティ・トーク番組に出演した時、こんな事を言っていた。大御所の芸能人の番組(多分、徹子の部屋)に出ると、いまだに大御所から「金八先生に出ていた不良の子よね?」と紹介される。あれは20年以上前に演じた役で、その後もいろいろ出いてるのに…。
 ご本人は不満のようだが、おそらく日本中の大方の人が抱く三原のイメージは大御所と同じで金八先生に出ていた不良の女性徒だ。その後「暴れん坊将軍」や「あゝ野麦峠 新緑篇」など数々の映画やドラマに出演していてる三原は、女優としてキャリアは長いが、演技が評価される事は少なく、どちらかというとスキャンダルや何か新しい事を始めて話題になる。かつては歌手やレーサーをしていた時期もあったし、バツ2。今は自分が患った婦人病をきっかけに医療改革の実現に夢中だ。

 三原は選挙前から、柔道と主婦・母親業をかけもちし、議員を専業としないライバル、谷亮子に「政治をなめている」と度々食って掛かっている。しかし、今回の当選で本業の女優業を引退すると言っている彼女こそ、ずっと続けてきた女優をやめるべきではない。女優のキャリアを捨ててまで、国民のために頑張ってくれるならそれもいいのだが、かつて不良少女を演じた三原はその後順調に役をこなして、今では母親役なども上手く演じられるように成長。離婚や病気など、いろいろ経験して彼女が女優として輝くのはこれからではないか。ここでやめたら、ちょっともったいない。

 「顔はやばいよ、ボディーにしな」と、テレビの中で言っていた三原じゅん子は、大人になった今も熱い。子宮頸がんの予防ワクチンの無料化を訴えるなど、実際はまじめに議員活動をしているのだから、金八先生の不良少女のイメージがみんなに残っていたとしても、それは誇りに思っていいと思う。20年以上前なのに、いまだに言われるのは代表作の証拠。あの役がきっかけで人気芸能人になり、こうして当選できたのだから。
<コダイユキエ>

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