『ゴゴスマ』は、2013年4月にローカル番組として始まった。名古屋にあるテレビ局CBCの石井亮治アナウンサーがメインMCを担当し、曜日ごとのレギュラーに、大久保佳代子、友近、山口もえ、ジャニーズJr.の『ふぉ〜ゆ〜』らが出演している。その『ゴゴスマ』はTBS放送開始初日の3月30日に視聴率(ビデオリサーチ関東地区)は2.9%で、その後も1%台が続き『ミヤネ屋』の視聴率には、全く及ばない結果になっている。
「番組販売と言って、中部地区で『ゴゴスマ』を制作しているCBCから、TBSが番組を買う。放送するだけだったらTBSがCBCに支払う料金は1時間あたり約20万円ぐらい。制作費はほとんど掛からないが、いくら安いといっても、この視聴率ではスポンサーが納得しない。ドラマの再放送のほうがいいくらいだ」(テレビ雑誌編集者)
実際にTBSが4月30日と5月1日は『ゴゴスマ』の代わりにドラマ『十津川警部シリーズ』を再放送したら視聴率がそれぞれ4.6%と5%だった。ちなみに同日の『グッディ』は2.5%と2.9%。この視聴率だったら、フジ社内からも「再放送でいい」と言う声が出てきそうだ。
「ワイドショーにちゃらちゃらした芸能人のコメントなんか必要ない。TBSもフジもそれに気が付いていない。視聴者が欲しいのは専門知識と歯切れのいいニュースの解説。お笑い芸人が地震や事件の話をしたって説得力はないし、芸能人のスキャンダルも所詮は身内の話だと思われてしまう」(スポーツ紙デスク)
ちなみに、5月18日の視聴率は『ミヤネ屋』が7.4%、『グッディ』が3.1%、『ゴゴスマ』が1.4%といった具合だ。低視聴率にあえぐ2局はどうするのだろうか。
「撤退は9月と聞いてますが、もっと早いかもしれない。現に放送しない日もあるくらいですから」(TBS社員)
制作に金がかかっていないTBSは如何様にもなりそうだが、フジはそうもいかない。
「何があっても1年間は続く事になるそうですよ。あれだけのスタッフや経費を掛けているんですから簡単には辞められない」(フジテレビスタッフ)
『ミヤネ屋』に全く歯が立たなかった事を認めるしかない。