◎ゴールドシップ
○ワールドエース
▲アルフレード
△ディープブリランテ
△コスモオオゾラ
△トーセンホマレボシ
△ヒストリカル
スポーツ新聞各紙は日替わりで特注馬を一面に報じているが、これは毎年恒例のこと。もちろん馬券の売り上げには貢献するだろうが、勢力図に大きな変動はなく皐月賞上位組が優勢だ。その中でも、前売りオッズが示すとおりワールドエースとゴールドシップが「2強」であり頭一つ抜き出ている感。どちらが戴冠するか、焦点はそこだろう。内田騎手の好プレーによるイン突きで皐月賞を勝ったゴールドよりも外を回って2着に追い込んだワールドを「上」とみるのが一般的な見方だが、両馬とも甲乙つけ難い力があり前売りほどのオッズの開きはないと思う。心情的に、日本一の大牧場出身のワールドよりもクラシックにはほとんど無縁の中小牧場の産まれであるゴールドを応援したい。
▲アルフレードは長年の勘。距離不安で不人気だが、走りぶりから一介のマイラーではない。マイルの流れが身に付いてはいるだろうが、折り合いさえつけば2強に割って入るような潜在能力は秘めているはず。以下、差し馬が目立った皐月賞で好位で正攻法の競馬をしながら3、4着に踏ん張ったディープブリランテとコスモオオゾラ、新興勢力から毎日杯の勝ち馬ヒストリカルと京都新聞杯の勝ち馬トーセンホマレボシを挙げておきたい。皐月賞1番人気(5着)のグランデッツァと青葉賞圧勝のフェノーメノも掲示板に載る力は十分にあるが、ここまでは買い切れないので敢えて切った。
【馬連】流し(6)軸(8)(18)
【3連単】フォーメーション(6)(8)→(6)(8)(18)→(2)(6)(7)(8)(10)(14)(18)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。