1年4カ月の休養明けになりますが、ここまで入念に乗り込まれ順調に調整されてきました。やはりハナに立ってこそのタイプ。前に行きたい馬も何頭かいますが、何がなんでも逃げたいのは2年以上ブランクのあるマチカネノワキくらい。しかも、こちらは550キロを超す巨漢。クエストはその気になればテンの3Fを33秒台で行く脚がありますし、まず主導権は握れそうです。
昇級戦といっても、以前は現級で2度連対と活躍していましたし、力は十分に通用しますよ。淀みない流れを自らつくり出し、後続に脚を使わせる戦法も取れれば、ため逃げも利くタイプでもあります。
また、馬場状態もスピードを生かせる良から、タフな道悪まで何でもこなす全天候型ですから、最終週の馬場も心配ありません。
最近は長期休養明けで難なく勝ってしまう馬も珍しくはなくなりました。これも厩舎の努力によって、日進月歩で調整法が進化してきたからでしょう。
ここはクエストが華麗にロングシュートを決めます。