モノポールは昨年、前哨戦ともいえる巴賞を勝利しながら、その後に脚部不安を発症。1年の長期休養を余儀なくされた。
今年は前走の巴賞こそ5着に敗れたが、悲願だった函館記念への出走がようやくかなった。1年越しの重賞制覇に向け、鈴木助手も期待を寄せる。
「8歳馬だけど、長く休んでいた分、レース数もそれほど使っていない。だから馬自身はまだまだ若いよ。それに昨年はこのレースを使えず、悔しい思いをした。その分も含めて今年は頑張ってほしい」
デビュー時からGI級の素質馬として期待されながら2度の脚部不安もあっていまだに無冠。しかも、すでに8歳を迎えた。残された時間を考えると重賞を勝てるチャンスはそう多くない。
「前走の巴賞は急仕上げで体に余裕があった。その分、叩いた上積みは十分に見込めると思う。前走は久々で伸び切れなかったけど、今度は力を出し切れるデキにあるので何とかしたい」
これまでの悔しさを北の大地で思い切り晴らすはずだ。
【最終追いVTR】Wコースで併走馬を1馬身後方から追走して道中は力強いフットワーク。追い出してからやや反応の鈍さを見せて半馬身遅れとなったが、伸びはシャープ。急仕上げの前走を叩いて確実に上昇中だ。