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【雅道のサブカル見聞録】新時代のアイドル「恵比寿マスカッツ」と「初音ミク」に意外な共通点!?

 アイドルは、「idol=偶像」の語源がしめす通り、ファンの間ではある種の信仰の対象とされ清純性を求められることが多い。もちろん、そこまで清純さを出せるアイドルなどいないのが現実で、とくに現在はネットの発達により清純性の維持はかなり困難となっている。そんな殺伐としたアイドル界に改革の道はないか? 実は最近、両極端なアプローチで変革をもたらしているユニットと人物? がいる。偶像性を極端に抑え、恋愛OK、多彩なエロトークを売り文句としたユニット「恵比寿マスカッツ」と、逆に偶像性を極限まで追求して、老いることもけがれることもない電子の歌姫としてファンとっては神に近い存在となっているのがVOCALOID(ボーカロイド)の「初音ミク」だ。

 恵比寿マスカッツはトーク番組のおねだりマスカットシリーズから08年に誕生した、有名セクシータレントやグラドルから構成されたユニットで、『親不孝ベイベー』や『バナナ・マンゴー・ハイスクール』などユニークな歌詞の楽曲が特徴。番組の注目度上昇と共に着実に人気を獲得。一方の初音ミクはクリプトン・フューチャー・メディアが07年に発売したPC上で音声を入力して楽曲を作成するデスクトップミュージックソフト『VOCALOID』にリアリティーを出すため、声優の藤田咲の音声を使用し、初音ミクという女性のバーチャルキャラクターを設定したもの。楽譜が読めなくても手軽に楽曲が作れることから多くのセミプロ、アマチュアの制作者がネットの動画サイトなどでオリジナル楽曲を公開。ネットを中心に人気が加熱し、セガからミクを題材としたゲームが発売。透過スクリーンや大型スクリーンを使ったライブなども行われている。

 両極端すぎて全く共通点がなさそうな2つのアイドルだが、実はヒットの理由には似たような点がある。それは恵比寿マスカッツはAV、ヌード、着エロなどに代表されるアダルトタレント文化、アニメ、マンガに代表される二次元オタ系文化と、アイドル業界とは別のサブカルチャージャンルから固定ファン獲得しているというところだ。

 全く興味がない人からは、アイドル好きも、アダルトタレント好きも、二次元好きも一括りに“オタク”とされてしまうが、オタクの中では細かく住み分けがされている。この別ジャンルからのアイドルの登場は少なからずアイドルオタに衝撃を与えており、あるアイドル系に強いライターの話では、AKBなどのアイドルグループから鞍替えする人も増えているという。清純性を追い求めすぎて疲れたアイドルオタが多いのだろうか? その点、清純性を売りとしない恵比寿マスカッツと絶対的な清純性を持つ初音ミクは安心して応援できる存在だろう。

 また、アダルトタレントと二次元系カルチャーは元々海外からの人気も高く、恵比寿マスカッツは、昨年11月に香港、12月に台湾公演、初音ミクは昨年7月にロサンゼルスで公演を成功させており、今年の10月には香港と台湾での公演も決定と、国外からの注目も高い。これから日本の新たなアイドル文化の一つとして拡大していく可能性も十分。これからの注目はどちらが先に紅白歌合戦せに出場するのかかもしれない。(斎藤雅道)

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