−−秋初戦の毎日王冠(2着)は2年連続の惜敗でした。
武豊騎手「勝たなければいけない立場ですし、負けたことは非常に残念でした。ただ、復帰戦としては内容は悪くなかったと思っています。少し力んで走っていた分、ゴール前で伸びを欠きましたが、そんなに折り合いを欠いたわけではなかったですからね。いつも元気のいい馬だし、いいリズムで走らせることが一番。去年も本番ではきっちりと結果を残してくれていますし」
−−28日の最終追い切りは3頭併せで最先着。馬がうなりを上げているように見えました。
武豊騎手「いつも調教は動く馬ですが、直前の動きはとくに良かった。前半はゆっくりと入りましたが、ゴーサインを出さずに少し手綱を緩めただけで、すごく反応が良かったですからね。いい最終追いができました」
−−ライバルとレースでのポイントを教えてください。
武豊騎手「ライバル?まったく考えたことはありません。それよりこの馬に乗る時は、ウオッカ自身の走りに気持ちを集中させています。燃えやすい気性で、すぐ力んで走ってしまうところがありますから。やはり、一番のポイントは折り合いでしょうね。レースでは呼吸を合わせ、できるだけリズム良く走らせてあげたい」
−−最後に期待のほどを。
武豊騎手「これだけのメンバーがそろっていますからね。すべてがうまくいかないと結果は出せないと思いますが、求められているのは一番ですから。この大舞台でウオッカに乗せてもらえること自体が幸せだし、ベストを尽くしたい。強さを見せたいですね」