「前走の敗因は重い馬場」。高月賢調教師は思わぬ大敗を喫したニューイヤーCをこう振り返った。前開催の浦和は昨年末と比べ、2秒ほど時計がかかるコンディション。そんななか、前走は前開催の一番時計となるハイレベルな一戦だった。
追い込み勢が上位を独占する、先行馬総崩れの展開。牡馬相手に果敢に2番手を進んだクラフィンもオーバーペースにより、沈んだ一頭だった。だが、今回は牝馬同士。「距離短縮もこの馬にとってはいいと思う」。前走で見せた先行力は1400メートルならフルに生かせる。
道営所属時にはニューイヤーC馬モエレエターナルと五分の勝負を繰り広げ、転入初戦の東京2歳優駿牝馬でもいきなり2着した素質馬。まだ見限るには早計だ。
○枠順確定・前日発売
11日に浦和競馬場で行われる「第1回ユングフラウ賞(SIII)」の枠順が8日、確定した。10日に前日発売を行う。