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受信料裁判と予算対策 NHK紅白舞台裏「半沢直樹」超え指令(1)

 昨年12月31日に放送された『第64回NHK紅白歌合戦』の舞台裏では例年にも増して、スタッフらがピリピリ、険悪な雰囲気に包まれていた−−。
 「本来なら1年の最後を締め括るお祭り番組として局内は大盛り上がりするはずだったのですが、今回ばかりは少々勝手が違ったのです」(NHK担当記者)

 その理由は、局から番組スタッフらに事前に通達された番組目標視聴率にあったのだ。
 「局上層部から改めて視聴率42.2%超えが提示されたのです。前代未聞の珍事です。しかも、この数字は昨年のドラマ『半沢直樹』(TBS系)が叩き出した最終回の最高視聴率ですからね」(NHK関係者)

 別のNHK関係者が「前代未聞の珍事」と表現するそのワケを解説する。
 「民放テレビ局と違い、NHKの建前は視聴率に縛られることなくクオリティーの高い意義ある番組を制作することにあるからです。当然、視聴率は二の次。内々にやんわり言われることはあっても、局上層部から視聴率の目標数値が通達されるのは極めて異例なんです。ましてや、看板である紅白で視聴率が設定されたなんて話は聞いたことがない。まさに異常というより珍事だったんです」

 スッタモンダの末、冒頭のように局内はピリピリムード一色に染まってしまったというわけだ。そんな紅白スタッフらが目玉演出として頼ったのが、やはりというべきか芸がないというべきか…。
 「それが平均視聴率20%超えを記録し、社会現象にまでなった朝の連続テレビ小説『あまちゃん』ファミリーのフル稼働だったのです。例のテーマ曲に乗っかって能年玲奈や橋本愛らがユニット“潮騒のメモリーズ”としてステージショーを展開した。あれほど出演を渋っていた小泉今日子や薬師丸ひろ子らも勢ぞろいした。そうそう、あの古田新太も会場から現れるといった学芸会的なサプライズ演出も用意されていた。しかも、30分以上も取るプランになっていたというから完全に“あまちゃん”頼みだった」(NHK紅白関係者)

 もうひとつの目玉が出場50回目で紅白卒業を表明した北島三郎の大トリだ。十八番の『まつり』で紅白を締めた。
 「サブちゃんは、ステージに組まれた神社のセットから巨大竜に乗って颯爽と現れた。客席までせり出しながら煙を吐く竜の頭上で『まつり』を歌うド派手な演出。エンディングは出演者がサブちゃんを中心に輪が広がっていく…。トリの演出は相当凝りましね。視聴率44.5%(関東地区)の結果にもひと安心でしょう」(番組事情通)

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