「フジテレビ単体の'15年度上期の売上高は前年同期より6.6%減で、営業利益は10億1600万円の赤字。経常利益は2億300万円の赤字、当期純利益も2億4700万円の赤字と、いずれもマイナスとなりました」(経済ジャーナリスト)
不動産事業部門などが増収だったため、連結ベースでは黒字だったが、主力の放送収入が大きく落ち込んでいるのだ。
「かつて、『視聴率3冠王』『民放の雄』と言われていたのがウソみたい。ヒット番組が全く生まれず、視聴率低迷に歯止めがかかっていません。局内は今、最悪の雰囲気です」(芸能関係者)
そこで今、最も危惧されているのが、女子アナの大量退社だという。
「とりわけ注目されているのが、エースのカトパンこと加藤綾子アナ(30)の動向です。来年の局のカレンダーには出ているようですが、早ければ来春にも退社すると、もっぱらの噂なのです。カトパンが“姉さん”と慕うアヤパン・高島彩(36)のアドバイスが大きいようです」(芸能記者)
そんなアヤパンは10月7日、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した。
「2010年にフジテレビを退社後、CMは別にして、アヤパンがフジテレビ以外の番組に出演することはありませんでした。それが今回、テレビ朝日に出演したことで、“他局解禁”と話題になっているんです」(在京テレビ局関係者)
同番組の中で、
「フジテレビに育ててもらったという気持ちが強く、フジテレビに出ている自分しかイメージしたことがなかったのですが、退社してもう5年。そろそろ新しい世界をと思っていました」
と話したアヤパン。
「古巣の窮状をイチ早く察知し、このまま“フジテレビ一筋”ではマズイと判断したのでしょう。フリーなのですから、羽を広げて行くのは当たり前のこと」(女子アナウオッチャー)
これに、加藤アナも感化されたようだ。
「黒柳からも“今度はお2人で”とのラブコールがあったようです。カトパンがフリーになったら、億単位の稼ぎになるのは間違いありません」(芸能記者)
“金”の切れ目が“縁”の切れ目となりそうだ。