掟破りの延長放送とは、5日放送分で突如としてマルモが放送時間を10分延長したこと。前出のテレビ関係者は「7話目で延長放送するのは異例中の異例。マルモの視聴率はエンディングの『マル・モリダンス』のときが一番高いと言われています。10分延長すればJINが終わったところでチャンネルをダンスシーンに替える視聴者を取り込めると考えたのでは」と、フジ側のなりふり構わぬ視聴率獲得の舞台裏を語った。
主演の子役・芦田愛菜が振り付きで歌うエンディングテーマ「マル・マル・モリ・モリ!」のかわいらしいダンスが子供たちを中心に大人気となっていることにフジ側が“乗っかった”形だ。
フジ側の作戦が当たったのか、5日のマルモはJINが終わった直後に最高瞬間視聴率21.1%を記録。これには、TBS側も危機感を抱き、今回の放送延長となったようだ。「64分というのは、明らかに尺が短く中途半端。最終回前なので延長というのは理解できますが…。TBS側はマルモのエンディングを見終わった視聴者が、こんどはJINにチャンネルを合わせることを想定して急きょ延長したんでしょうね。まあ、これも掟破りと言えば掟破り(笑)」(前出の関係者)
仁義なき視聴率戦争の結果は、JINがで21.1%と微増させ、対するマルモは今回も右肩上がりを続け、17.2%と初めて17%台に乗せJINに肉薄。いよいよ次回が最終決戦となる。