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『下町ロケット』も好評の阿部寛、仕事が激減し“パチンコ暮らし”だった過去も?

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阿部寛

 14日にスタートした日曜劇場ドラマ『下町ロケット』(TBS系)のが、視聴率13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録する貫禄の好発進を見せた。主演を務めるのは、前作に引き続き阿部寛。現在では存在感のある俳優の1人として知られているが、意外にもその過去は苦労の連続だったようだ。

 阿部は大学在学中の1985年、姉の薦めで『集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞』に応募し優勝。ファッション誌のモデルとして活躍する。87年に映画『はいからさんが通る』で俳優デビューを果たすも、モデルという経歴もあり“二枚目”の役ばかりが与えられた。また、高身長が災いして共演する女優とのツーショットが撮りづらく、不都合だと言われたという。次第に仕事は激減し、意外にも約3年間はパチンコ暮らしで生計を立てていたそうだ。さらには、かつての有名人を捜索するバラエティ番組『あの人は今!?』(日本テレビ系)の対象者になったことも。一念発起して再び役者の道を志すようになったようだ。

 そんな阿部のターニングポイントは、1993年の舞台『熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン』(作・演出:つかこうへい)で主演を務めたことだったという。阿部の役は“バイセクシャルの敏腕刑事”という独特なキャラクター。役者修行とはいえ、演じるプレッシャーは大きかったことだろう。昨年、テレビ雑誌『週刊ザテレビジョン』のインタビューで当時を振り返った阿部は「とても手に負えそうにない役柄で、最初は不安を抱えていた」と口にしつつも、「いざ舞台に立ってみると、お客さんが楽しそうに笑ってくださった」「その喜びを今後一切、逃したくない」と感じたと語っている。以降、阿部は役者として開眼。徐々にテレビドラマへの出演も増えていき、97年には『成田離婚』(フジテレビ系)、98年には『ハッピーマニア』(同)などの民放ドラマに出演。99年には『元禄繚乱』でNHK大河ドラマへの出演も果たしている。

 世間一般に阿部のイメージを大きく変えることになったのは、2000年7月に放送されたテレビドラマ『TRICK』(テレビ朝日系)だと言われている。ここで阿部は、「歴史的天才」を自称する物理学専門の大学教授で“傲慢で態度は大きいが、実は臆病で気が小さい”という滑稽な役柄を演じた。パートナーである自称天才マジシャン・山田奈緒子(仲間由紀恵)と息の合った掛け合いで視聴者を笑わせ、コメディ役者としても開眼。2人が超常現象や奇怪な事件を解決していくストーリーは多くの視聴者から支持を得た。同ドラマはシリーズ化、映画化される人気作となり、同時に阿部の代表作にもなった。

 その後、阿部は2005年の『ドラゴン桜』(TBS系)、06年の『結婚できない男』(フジテレビ系)など、個性的なキャラクターを活かした話題作に次々と出演。その極めつけと言える作品が12年に公開された映画『テルマエ・ロマエ』だろう。この作品で阿部の演技が高く評価され、第36回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞など数々の賞を受賞。以降の活躍は周知の通りである。

 「阿部さんは、『結婚できない男』に出演した翌年の2007年に一般女性と結婚。同年に公開された映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』の舞台挨拶では、“最近になり(バブル崩壊の影響による投資マンションで作った数億円の)借金を返し終えた”と正直に告白。昨年10月には、かかりつけの歯科クリニックで医療費を半額にまで値切ったことが報道されました。こうした作品とシンクロした印象や、見た目と言動とのギャップが世間の好感度を上げているようです。阿部さんの人間らしさが垣間見えて親しみを覚えているのでしょう」(芸能ライター)

 エンタメ情報誌『日経エンタテインメント!』の「タレントパワーランキング2018」の男優部門では、人気俳優やアイドルたちを抑え、阿部は堂々の1位を獲得。常に高い好感度をキープしている。“莫大な借金”や“二枚目脱却”など、さまざまな苦労を乗り越えて現在の活躍に至る阿部。その苦い経験が今の阿部の魅力につながっているのだろう。

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