JR九州とのコラボレーションでこの日から運行開始された「SPECIALドリカム新幹線」の車内でのこと。初日の特別運行に招待された50組100人がこのライブを楽しんだ。
「ドリカムの登場を事前に知らなかったファンの中には、驚きと喜びで涙を流す女性客もいた。この日はドリカムのコンプリートベストアルバムの発売日でもあり、そのプロモーションを兼ねた格好。その後もテレビ、ラジオに精力的に出演し、その効果もあってか、アルバムはチャート1位をキープしている」(芸能ライター)
九州新幹線がアーティストとタッグを組んで車体をラッピングしたり、このようなライブを行うのは今回が初めてだそうだが、ミュージシャンが変わった場所でライブを行うことは、それほど珍しくはない。
「斉藤和義は以前、銭湯でライブをやったことがある。東京・吉祥寺の弁天湯で行われていた『風呂ロック』というイベントで、星野源やくるりの岸田繁も出演した。レミオロメンは山梨の日本航空学園の滑走路でライブを開催した。彼らの故郷が山梨で凱旋ライブだったこともあり、3万人の観客が集まった。ほかに、山崎まさよしはプラネタリウム、手嶌葵は水族館でそれぞれライブをやったことがある」(同)
今は収益的にCDよりもライブが重視される時代だ。
「チケット売り上げに加え、ライブビューイング、ライブ限定グッズを含めた物販が大きな収入源になっている」(同)
それだけにちょっと変わった場所でのライブは今後も増えるかもしれない。