倉木は、現在は日本国内ばかりではなく、中国本土や台湾でも高い人気を誇っている。コンスタントに活躍している歌手と言えるが、デビュー当初はあるトラブルに巻き込まれたこともある。
「宇多田ヒカルとの間に起こった『パクリ騒動』ですね。2000年に放送された『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの浜田雅功が宇多田ヒカルに『最近お前のパクリが出てきているやん』と話したのです。名前こそ出していないものの、倉木を指すことは明らかです。ともに10代でデビュー、自身で楽曲制作にも関わる、デビュー時にはメディア露出をしないプロモーションを展開するといった要素が似ていたのは確かでした」(芸能ライター)
『HEY!HEY!HEY!』はダウンタウンとミュージシャンがバラエティ的なトークで盛り上がる番組である。その場では笑い話として流されたものの、騒動が大きくなってしまう。
「高校生だった倉木が大きなショックを受けて、学校へも通えず、音楽活動にも影響が出る可能性が取り沙汰されました。そのため、事務所を通して厳重な抗議が行われ、番組を制作していたフジテレビのほか、浜田や宇多田も謝罪を行いました。ただ、倉木と宇多田は数年後にイベントで共演し、すぐに意気投合したと伝えられているため、現在はわだかまりはないようです」(前出・同)
宇多田と倉木は同学年ながら、宇多田の方がデビューが1年ほど早かったため、パクリ騒動が生まれてしまったのかもしれない。