昨年暮れの朝日杯FSではスタートでつまずき、後方からの競馬となったドリームシグナル。それでも、持ち前のレースセンスの良さで徐々に先団へと進出、直線ではしぶとい伸びを見せて4着に善戦した。
「前走は思っていたより後ろからの競馬になって流れに乗り切れなかったが、2着馬とは0秒2差。負けたけど、この馬の底力を十分に感じさせてくれた」
西園師は価値ある4着の内容をこう振り返った。当然、JpnIII戦では負けられない立場だ。主役として初重賞制覇を狙う。
「どんな流れになっても対応できるセンスの良さと精神面でタフなところがこの馬の持ち味。うまく成長していけばGIも狙える器なのでここで弾みをつけたい」
クラシックへの出走権確保に向けてもまずは確実に勝利を収めておきたいところ。初のタイトル奪取で08年の好スタートを切る。