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他のドラマの“低空飛行”で久しぶりに首位を奪回した月9ドラマ

 フジテレビの月曜午後9時から放送されるドラマといえば、「月9枠」として長年同局の看板ドラマとして君臨してきたが、ここ数年、そのブランドにかげりが見えていた。

 「特にひどかったのはSMAP・中居正広主演で09年4月から放送された『婚カツ!』。SMAPメンバーの主演と『婚活ブーム』に乗ってそれなりの高視聴率が期待されたにもかかわらず、全11話のうち6話が視聴率1ケタで、最低視聴率は第10話の8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)だった」(テレビ関係者)

 月9は1月・4月・7月・10月スタートの年4クールのうち、同じクールに放送されている連ドラの中で平均視聴率トップが“定位置”だったものの、最近はそれすら難しくなっている。

 「キムタクことSMAPの木村拓哉はここ2作連続して4月クールに主演しているが、放送開始をほかのドラマとずらして5月にしている。にもかかわらず、08年の『CHANGE』は平均22.1%で仲間由紀恵主演の人気シリーズ『ごくせん』(日本テレビ系)の22.8%に及ばず、おととしの『月の恋人』も平均20%超えが確実視されていたが16.9%で、内野聖陽主演の人気シリーズ『臨場』の17.6%に及ばなかった」(同)

 そして、今年1月スタートの月9は嵐の松本潤主演の「ラッキーセブン」を放送し、「昨年、主演ドラマ『家政婦のミタ』が最終回で40.0%という驚異的な視聴率を記録した松嶋菜々子も急遽押し込んだ」(芸能記者)というだけに多少は“菜々子効果”もあってか、19日放送の最終回は16.9%を記録し平均視聴率は15.6%。他局のドラマが軒並みコケているせいもあってか、20日の最終回が15.9%で映画化も発表された、同局の竹内結子主演ドラマ「ストロベリーナイト」の15.4%を振り切り、同クールの平均視聴率で首位となった。

 「『ラッキーセブン』は初回から視聴率が比較的安定しているのに対し、『ストロベリーナイト』は終盤に数字を落としたのが敗因。月9ドラマの首位はおととし1月クールの『コード・ブルー -ドクターヘリ救急救命-2nd season』以来。これでしばらく局内では『月9廃止論』がささやかれなくなるだろう」(同)

 ちなみに、昨年10月にスタートし、21日放送の最終回で及川光博が卒業した水谷豊主演の人気シリーズ最新作「相棒season10」の最終回はシリーズ最高となる20.5%で、昨年10月にスタートしてから全19話の平均は16.6%。

 「相棒」の数字と比較しても、「ラッキーセブン」の健闘が光った。

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