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そろって“討ち死に”したキムタクとEXILE一族の映画

 5月20日と21日の全国週末興行成績(興行通信社提供)が発表され、EXILE一族が総力を結集した「たたら侍」は初登場10位、元SMAPの木村拓哉主演の「無限の住人」はトップ10圏外に沈んだ。

 「たたら侍」は戦国時代の奥出雲を舞台に、製鉄技術「たたら吹き」の後継者となる青年が侍を志して村を出たものの、挫折を重ねる姿を描いた物語。同作はEXILEのリーダー・HIROがプロデュースを務め、「劇団EXILE」の青柳翔が主演。EXILEのAKIRAら、LDH所属の俳優が脇を固め、テーマ曲「天音」もEXILEのボーカル・ATSUSHIが手がけるなど、EXILE一族の総力を結集した映画。

 「無限の住人」はつい先日、仏で開催中の「カンヌ国際映画祭」の「アウト・オブ・コンペティション部門」で公式上映。連日、各スポーツ紙を中心に“称賛記事”が大々的に踊っていた。

 「両作品の共通点は各スポーツ紙でのPRに力を入れていたこと。『たたら侍』は今月上旬の米・ハリウッドプレミアに、『無限の住人』はカンヌにそれぞれ担当記者を連れて行った。とはいえ、各スポーツ紙も今やネットの速報記事に力を入れている時代。両作品のスポーツ紙紙面での大々的なPRは集客にまったくつながらず、そろって“討ち死に”という結果になった」(芸能記者)

 今回のランキングで、ジャニーズ事務所の木村の後輩にあたる、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が山本美月とW主演した「ピーチガール」は2日間で12万人を動員、興行収入1億4300万円を記録し3位。V6の岡田准一主演の「追憶」は9位。

 そして、6位に入ったのは、今年2月、女優の清水富美加が出家した宗教団体「幸福の科学」の大川隆法総裁が製作総指揮と原案を手がけた「君のまなざし」。2日間で9万1895人を動員、興収1億2674万9300円をあげた。

 「数字が出ているのは6位までだが、この数字からすると10位の『たたら侍』の興収は1億円以下。公開初週でこの成績だと、最終興収は3億円いくかどうか」(映画ライター)

 とはいえ、EXILE一族の場合、今年続編が公開される映画「HiGH&LOW」シリーズでの“穴埋め”が期待できそうだ。

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