多くのマスコミが報じているが、AKBのドラマ『マジすか学園4』(日本テレビ)の視聴率が上々だ。月曜日の深夜24時59分からという放映ながら1月の初回が視聴率5.2%。2回目4.4%…以後3〜4%台を維持。同時間帯ではトップという視聴率を得ている。
「関東ローカルという限定になりますが、寝ている人が多い夜1時台に5%近い視聴率を出しているのは脅威的。実質、関東地区での占有率は20%前後と考えられ、大ヒットドラマともいえる」(テレビ評論家)
“4”という数字が付いていることでもわかるように、『マジすか学園』はシリーズもの。
「3作までテレビ東京が放映。その人気に目をつけた日テレが、今作を獲得したという秀作です。まだ放映中ですが、視聴率好調で5作目を作ることを、AKB総合プロデューサーの秋元康氏は明かしています」(アイドル誌記者)
昨今のAKBは人気下降気味とされる。ところが、ドラマはヒット。不思議な傾向でもある。
「内容は不良女子高・マジすか学園(馬路須加女学園)でテッペンを争うというもの。テッペンは昔でいうスケ番長です。これは1作目から変わらない設定で、だれが見てもわかる。ワンパターンだという声もありますけど、反面、その単純さがまたいいのでは」(同)
今作は、ドラマ内でさくら(宮脇)とソルト(島崎)がテッペンをかけてタイマンを張るというもの。
「最近のAKBのパワーダウンを、人気の島崎と宮脇で再浮上させたいところでしょう。2人はAKBの中でも、人気上位のライバルですから」(投稿雑誌編集者・藤井直樹氏)
昨年の選抜総選挙では、“ぱるる”こと島崎は7位、宮脇は11位。島崎は昨年12月、恒例の米映画サイト『世界で最も美しい顔100人』ランキングで50位にランクインしている逸材だ。
「3月30日で21歳になる、ぱるるは期待のわりには伸び悩み。実際には崖っぷちに近い。一方、宮脇は年齢的に次世代のエース候補。お互い将来がかかっている。ドラマでも仕事でも、マジでガチな対決」(同)
やはり、ドラマは見る価値大だ。