「フジ月9は、2014年に放送された『極悪がんぼ』が平均視聴率10%を割ってからケチがつき始め、昨年4月期の福山雅治主演の『ラブソング』も8.43%。10月に始まった山田涼介主演の『カインとアベル』では、史上初めて全話一ケタ台を記録したんです」(ドラマ関係者)
フジは負の連鎖を断ち切ろうと、今年1月からの月9ドラマに竹野内豊主演のドラマを予定していたが、断られたという。そこで代わりに主演に抜擢されたのが西内だった。
「西内は制作会見で『海外留学のために3カ月スケジュールを空けていた』と寝耳に水だったことを語っており、とにかく主演を探せば何とかなる、というスタッフのやる気のなさが伝わってきた。しかも、共演は一般に馴染みがないシンガーソングライターの山村隆太で、出演が決まったのは昨年11月末。さらに沢村一樹は年末ギリギリに決まったというから驚きですよ。そのため、1話目の収録が終わったのが放送2日前と、付け焼刃満載のドタバタドラマになってしまった。初めから視聴率を期待するほうが無理なんです」(ドラマ制作関係者)
結果、初回平均視聴率はいきなり10%を切って8.5%。2話目はさらにそれを下回る6.9%となった。
「5%を切るようなことがあれば、途中で打ち切るしかないでしょうね。すでにフジの編成担当者の会議では、月9ドラマ枠の存続か撤廃かの議論が持ち上がっている。亀山千広社長は撤廃について『微塵も考えていない』などと否定していましたが、『絶対ない』と言っていた加藤綾子アナは退社してフリーに転身している。誰も発言を信じていません」(フジ関係者)
かつては、フジのブランドだった月9ドラマは、『突然ですが―』で最後になるかもしれない。