「『相棒』は今や、テレ朝を支えるドラマコンテンツ。完全に固定ファンがつき、このテレビ離れのご時世に平均視聴率15%前後を取っています」(テレビ事情通)
『相棒』が高視聴率を取り続ける理由がもう一つあるという。それは、絶妙なキャスティングだ。
「『相棒』が秀逸なのは、杉下の相棒役をいいタイミングで交代させ、継続し続けてきたこと。だから、視聴者はいつまでも新鮮な気持ちで視聴することができるんです」(制作会社関係者)
こうした流れを受けてのことなのだろう。4代目相棒の反町にもシーズン18をもって降板するとの情報が浮上している。もっとも、反町に降板話が出た理由は視聴率という。実は、反町が登場するようになったシーズン14以降、右肩下がりを記録していたのだ。
「成宮寛貴が甲斐享役を務めたシーズン11から13までの3年間は、すべて17%超え。ところが、反町が登場した2015年から現在までの視聴率を見ると、1度も17%超えを実現していないんです」(テレ朝関係者)
視聴率から分析したコスパ率も悪いという。
「参考までに、水谷は500万円〜。対して歴代相棒のギャラだが、初代寺脇は150万円〜。2代目の及川光博が140万円〜。そして3代目の成宮が120万円〜。だが、反町は220万円〜。17%を超えていれば、救いもあるが…」(前出・テレビ事情通)
突如、降板説が浮上する中、現在、“ポスト反町”の最有力候補として名前が挙がっているのが人気若手俳優の賀来賢人(30)と竹野内豊(48)の2人だという。
「賀来は今年5月に放送されたドラマスペシャル『死命〜刑事のタイムリミット〜』を水谷や『相棒』のスタッフが見ていて、演技力が高く評価されています。竹野内は、そもそも水谷の依頼で反町の前にオファーしていました。まぁ、出演料を最優先すれば80万円の賀来に決まりですが、演技力は竹野内の方が上手。しかも、竹野内は反町と同じ事務所。話がスムーズに進みやすいんです。もっとも、賀来は寺脇と同じ事務所。寺脇降板の時に色々と貸し借りがあり、今回のキャスティングで、すべて水に流せると考えているんです」(前出・テレ朝関係者)
果たして、新相棒には誰が抜擢されるのか? 最新作シーズン18のラストに登場するという。