中間のケイコでも行きたがる素振りを頻繁に見せていたポルト。逃げ、先行馬にとってリズムを狂わせるポルトの“暴走”こそが最大の敵だったが、前述した理由で同日に行われる清水Sに回らざるを得なくなった。これで流れは落ち着くと読んだ。
春の活躍馬が描く成長曲線が微妙なだけに、新興勢力から入るのもひとつの手。◎ブライティアパルスの逃亡劇に期待だ。
展開によって着順が左右される逃げ馬にあって、今夏3戦して(1)(2)(1)着は立派。2走前の2着も道悪馬場で最後の伸びを欠いたことを思えば、実質は3戦3勝となる。
一介のスピード馬ではなく、二枚腰を使えるのがまたいい。素質馬ブーケフレグランスを振り切った3走前・500万戦のラスト3Fのラップも11秒5→11秒4→12秒0と優秀だ。
開幕2週目の絶好の馬場コンディションに加え、逃げ馬に絶対的なアドバンテージがある京都の内回り。それに、暴走馬の不在という追い風を加味すれば、「大混戦」を絵にかいたような結末が待っていてもおかしくはない。